猫の爪切りを正しく行う方法|嫌がるときの対処法も解説

 

大暴れしたり、かみついたり、と簡単にはさせてくれない猫の爪切り。うまくできなくて大変な経験をした方も多いですよね。

どうすれば、スムーズに猫の爪を切ることができるのでしょうか。今回は、猫の爪切りの方法を、暴れる猫の対処法とともに詳しくご紹介しますね。

猫の爪切りを正しく行う方法

猫と生活するなかで、最大の難関とも言えるのが『爪切り』です。猫は足を触れられることを嫌う傾向があるため、爪切りが苦手な子が多いんです。

そうはいっても、放っておくことはできませんよね。

猫の爪切りのポイント

そこで、正しい猫の爪切りの方法を紹介します。もちろん、爪切りは猫専用の爪切りを準備してくださいね。

①猫の保定

猫の爪切りを行うためには、まずは猫が動かないように保定しなければなりません。
まずは猫の保定方法からみていきましょう。

  • 猫をひざに座らせて、後ろから抱きかかえる
  • 猫の足の先を軽く押して、爪を出す
  • 爪先を切る

抱きかかえるときは、赤ちゃんをひざの上に抱き上げるようなイメージで、太ももの上に猫を乗せて、猫の背中を自分に密着させてください。

可能な場合は、できるだけ2人で行うようにしましょう。猫を抑える人と、切る人と役割分担するのです。保定している人に余裕があるなら、猫のあごや頭など撫でてリラックスさせてあげると、猫も安心してくれますよ。

②爪の切り方

猫の爪には神経と血管が通っている部分があり、そこを切ってしまうと出血します。慣れない間は爪をうまく切ることは考えず、まずは爪の先の鋭い部分だけを切ってみましょう。そのとき慎重にちょっとずつ切るのではなく、1回切るようにしてください。

猫がイライラしてきたら、無理せず切れるところまでで十分です。あとは、日を改めて、再チャレンジしてください。

嫌がる猫をおさえつけてまで爪切りを行っても、猫は我慢を覚えません。むしろ、次の爪切りのチャンスを与えてくれなくなるので、次回からさらに爪切りが大変になってしまいます。

③爪切りのタイミング

猫の爪は、年齢によって伸びるスピードが異なります。生後1年以内なら1週間~10日ほど、成猫なら2~3週間で爪が伸びます。

肉球から出した爪が、鋭くとがっているか、定期的に爪の伸び具合をチェックして、爪切りは猫の年齢に合わせたタイミングで行いましょう。

避けたいタイミングは、猫の飲食中や、寝ているとき。猫が爪切りとその行動をつなげて『嫌なことの一連』として覚えさせないことが大切です。寝起きや猫がぼーっとしているときは警戒心が薄いので、自然に抱きかかえて何気なく爪切りを始めてしまいましょう。

④切る順番

多くの猫は、前足や親指側の爪が触られるのを嫌がります。そのため、少しでも暴れないようにするため、爪は後ろ足から切っていきましょう。

そのとき、おすすめしたい切る順番は、後ろ脚の外側の爪から切っていくというもの。外側の小指側から内側の親指側に切っていくような流れを意識しておくと、スムーズに爪を切りやすくなります。

⑤出血したとき

注意して爪切りを行っていても、深爪して出血してしまうこともあります。爪を深く切りすぎて出血してしまったときは、すぐに止血しましょう。

猫に不安を伝えないために、慌てず冷静に、ティッシュやコットンなどで爪の根本をおさえて血が止まるのを待ちましょう。心配な場合は、ペットショップなどに売っている止血剤をあらかじめ購入しておくと安心ですよ。

暴れる猫の場合

猫が暴れて爪切りができない場合、飼い主による少しの工夫が必要です。

①猫の全身を洗濯ネットとバスタオルで包む

暴れる猫の場合は、全身を包まれて視界を遮断するとおとなしくなるという猫の習性を利用しましょう。

方法はかんたん。猫をまるまる洗濯ネットに入れ、そのまま全身がすっぽり入るほどの大きめのバスタオルで包んであげるのです。

あとは、洗濯ネットから足だけを出して爪を切るだけ。洗濯ネットは窮屈なものではなく、大きめのサイズを選んでくださいね。猫が脱走して捕まえるときにも洗濯ネットは役に立つので、1つ猫用に置いておくのもおすすめです。

②おやつを食べさせながら切る

おやつを食べさせながら切る方法は2人で爪を切る時におすすめです。お菓子に夢中になっている間に素早く爪を切ってしまうのです。

何度も繰り返すと、『爪切り=お菓子がもらえる時間』と猫が覚えてくれるので、爪切りを嫌がらなくなります。そうしたら、1人で爪を切るのも楽々になりますよ。

③猫の首の後ろを強くつまむ

首の後ろをつままれると、ぴたっとおとなしくなるのも猫の習性です。母猫が、子猫の首の後ろをくわえて移動しているのを見たことはありませんか?本能的に、首の後ろをくわえられるとおとなしくなるようになっているのです。

その習性を利用して爪を切るのがこの方法です。1人でやろうとすると苦労するので、できれば2人で行いましょう。

ただし、あくまで首の後ろをつまむだけで持ち上げる必要はありません。足は地面についたままで大丈夫ですからね。

猫の爪切りが必要な理由

「そもそも猫は爪切りが必要なの?」

そう考える方も多いかもしません。外で生活している猫はコンクリートなどで爪が削れるため、とくに爪切りは必要ありません。

一方で、屋内で生活している猫は、木に登る必要も獲物を取る必要もないため、爪は鋭くなるばかり。とがった爪を伸びっぱなしにさせておくと、猫にとっても人間にとってもトラブルのもとになります。

以下のトラブルを事前に防ぐためにも、定期的に爪切りをしてあげましょう。

①猫ひっかき病(バルトネラ症)

バルトネラヘンセラという細菌が付着している猫の爪でひっかかれたことで感染する病気です。

感染すると、患部やリンパ筋の腫れや関節痛、吐き気などの症状がみられます。重症化すると脳炎を併発し、神経症状をおこすこともあります。

ただし、人以外の動物にはほぼ症状が出ることはありません。

②家具へのダメージ

猫の爪は多重構造になっており、爪とぎによって1番外側の古い爪をはがして常に新しい爪を保っています。

そのため、猫にとって爪とぎは無くてはならないアイテムです。爪とぎ用のアイテムがない場合、壁紙やソファなどを用いて爪とぎをするため、部屋の家具はボロボロになってしまいます。

③巻き爪になる

爪のお手入れが十分でない場合、爪は伸び放題になってしまいます。とくに高齢猫になると、猫自身が爪とぎなどの手入れをサボりがちになるため、巻き爪の危険性が高まります。

爪が長くなって肉球に刺さる、生え際から折れて出血している場合、化膿する可能性もあるため、早めに動物病院に連れていきましょう。

猫の爪切りは動物病院でもできる

どんな方法を試してもうまくいかないときは、動物病院で爪切りをしてもらいましょう。
嫌がる猫の爪を、プロがサッと切ってくれるのはありがたいですよね。多くの動物病院で爪切りは、平均500円前後でしてくれます。

気になる方は、かかりつけの獣医や近くの動物病院に聞いてみてはいかがでしょうか。

無理に爪切りをして猫との信頼関係を崩すよりも、苦手なことは全部獣医にお願いした方がお互いストレスがかからないかもしれませんね。

まとめ

猫は爪切りが苦手な子が多いですが、かといって放っておいたら家具や猫自身がボロボロになってしまいます。

猫自身のケガやトラブルから守るために、必ず爪切りはしてあげてください。できるだけスムーズに爪切りを行うために、子猫のときから足先や肉球を触られることに慣らしておきましょう。

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